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クザン(青キジ)

クザン(青キジ)

海軍本部大将(頂上戦争後に退役)。本名:クザン。

マイペースかついい加減で、「だらけきった正義」をモットーとしているぐうたらな男。だが、その実、海軍の「絶対的正義」に縛られない強い信念を内に秘めており、職務を全うしながらも「正義とは立場や状況によって変わるもの」という考えを持つ。青いシャツに白いベストを着用。新世界編では、サングラスをかけ放浪者のような服装をしている。また、右上半身に大きな火傷の痕があり、左足には能力で作った氷の義足をつけている。海軍をやめてからは、超ペンギンのキャメルを旅の供にしている。ガープには世話になった過去があり、敬意を払っている。「あらら」が口癖。47歳→49歳。誕生日は9月21日。

自然系悪魔の実「ヒエヒエの実」の能力者。体を氷に変えることができる「氷結人間」。冷気であらゆる物質を凍結させられる。凍結した状態で衝撃を加えられた物体は瞬時に粉砕される。水を凍らせることができるため、能力者の弱点である海に対して強い耐性を持つ。物理攻撃を受け流せないが、氷の破片を集結させることで再生できる。海に出る際は、愛用の自転車「青チャリ」に乗って海水を凍らせながら移動している。

30年前、海軍に入隊。中将時代の22年前、バスターコールによりオハラに派遣される。脱走したかつての同僚であり親友のハグワール・D・サウロを捕縛した。そして、サウロの意志を酌んでバスターコールからロビンを逃がし、その動向を静観していた。また、当時は「燃え上がる正義」を掲げていたが、悩み続けた末、確固たる意志で現在の「ダラけきった正義」に行き着いた。

アラバスタ事件後に行方を眩ませたロビンの消息を確認するため、ロングリングロングランドに出向き、麦わらの一味の前に現れる。一味を圧倒し、ロビンとルフィを氷漬けにするが、クロコダイル討伐の借りを返すために見逃した。その後、ロビンを捕縛するため、CP9の長官スパンダムにバスターコールの権限を与えた。CP9がエニエス・ロビーで麦わらの一味に敗北を喫した様を見届けると、ウォーターセブンでロビンの意志を確認し、彼女の行方を見守ることにした。

マリンフォード頂上戦争に参戦。開戦直後に白ひげが起こした大津波を凍らせ、さらに海を凍らせて足場を作った。センゴクの命を受けるとバギーを映像電伝虫ごと氷漬けにした。広場ではルフィや白ひげとも交戦し、ジョズを全身氷漬けにし戦闘不能にした。エースと白ひげの死後、ルフィたちの逃走阻止を図り、ハートの海賊団の潜水艦を捕縛しようとするが、逃げられてしまった。

終戦後、センゴクから次期元帥に推薦される。同じく候補となった赤犬が元帥に就任することに強く反発、激しく対立した後元帥の座をかけ、赤犬と10日間に及ぶ死闘を繰り広げるが敗北し、彼の下につくことを拒否して海軍から去った。その後は消息不明となっていた。

2年後のパンクハザード編で再登場し、ドフラミンゴに襲撃され重傷を負ったスモーカーを救助した。黒ひげ海賊団と何らかの接触をしている模様。

モデルは俳優の松田優作。

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