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ゲッコー・モリア

ゲッコー・モリア

元王下七武海。「魔の三角地帯」を拠点とする世界最大の海賊船「スリラーバーク」の主。元懸賞金3億2000万ベリー。

悪魔のような容姿をした、異様な体型の大男。ゴシック調の衣装に身を包んでいる。プライドが高く、好戦的にして冷酷な性格。本人曰く、昔は自力の過信と野心に満ちていたという。現在は過去の体験から「他力本願」をモットーとしており、他人の力で海賊王になることを目指している。好きな言葉は「お前がやれ」。笑い声は「キシシシシ」。48→50歳。誕生日は9月6日。身長692cm。

超人系悪魔の実「カゲカゲの実」の能力者。影を支配し、操ることができる。自らの影を実体化させて攻撃したり、他人の影を奪い取ることができるなど、非常に多彩な能力。奪い取った影を死体に入れることで、本体の戦闘力を引き継いだ「ゾンビ」を生み出すことができる。武器は影切り用の巨大なハサミ。他人の影を自身に取り込むことで、一定時間であるが他人の戦闘能力を付加することもできる。

かつて、新世界でカイドウと渡り合ったが、敗北を喫した。新世界の航海で「大きく名を馳せた有能な部下」を全て失ったことから、すでに死んでいていくらでも代えがきくゾンビの部下を求めるようになる。12年前、天才外科医ドクトル・ホグバックを部下に迎え入れる。以後、霧の海「魔の三角地帯」を拠点に、スリラーバークに迷い込んだ者から影を奪い取り、死者の軍団を形成していく。その過程で、ブルックやローリング海賊団から影を奪った。

「魔の三角地帯」に入り込んだサウザンドサニー号をスリラーバークに取り込み、麦わらの一味に「夜討ち」を仕掛ける。奪いとったルフィの影を使い、特別ゾンビ・オーズを復活させると、一味に差し向ける。一時は圧倒的な力で一味を壊滅寸前まで追い込むが、100体の影を使用した「ナイトメア・ルフィ」により窮地に追いやられ、オーズを撃破される。その後、「影の集合地(シャドーズ・アスガルド)」で1000体の影を取り込み、一撃でスリラーバークを真っ二つに打ち砕くほどの攻撃力を得る。しかし、影を取り込みすぎたことによる暴走に加え、捨て身のルフィの一撃を受けて自滅した。その敗北は世界政府によって隠蔽された。

マリンフォード頂上戦争では、リトルオーズJr.を仕留め、戦争で倒れた者たちを利用して次々とゾンビ兵を作り出す。ルフィの前にも立ち塞がり、ゾンビ兵を差し向けたが、ジンベエにより阻まれた。終戦後、政府上層部の抹殺命令を受けたドフラミンゴとパシフィスタに襲撃されるが、とどめを刺される寸前に突如姿をくらます。世間では頂上戦争で戦死したという虚偽の報道がなされ、七武海から除名された。

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