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エドワード・ニューゲート(白ひげ)

エドワード・ニューゲート(白ひげ)

白ひげ海賊団船長。四皇の一人。通称白ひげ。

大海賊時代の頂点に君臨する「世界最強の海賊」。かつて、海賊王ゴール・D・ロジャーと唯一互角に渡り合った。現在では「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」に最も近い存在とされ、その伝説的・怪物的な雷名は世界中に轟いている。三日月のような白い口ひげを蓄えた、常人の数倍はある体躯の筋骨隆々の大男で、地肌に直接コートを羽織っている。笑い声は「グララララ」。享年72歳。誕生日は4月6日(46=しろ)。

超人系悪魔の実「グラグラの実」の能力者。空間を殴りつけ大気にヒビを入れることで震動を起こすことができる「地震人間」。地震・津波や衝撃波を発生させたり、拳や武器の薙刀に震動のオーラを纏わせて攻撃することで対象に直接地震の衝撃を見舞うことができる。大気を掴んで動かすことで、島も海も傾かせることもできる。その破壊力は、超人系悪魔の実の中でも最強とされ「世界を滅ぼす力」とまで称される。さらには、「覇王色の覇気」の持ち主であり、巨人族の振りかざす刀や外輪船を片手で止めるほどの怪力を誇る。

仲間を「家族」として何よりも大切に想い、船員のことを「息子」と呼ぶ。船員や傘下の海賊達からは「オヤジ」と呼ばれ、絶大な尊奉の念を抱かれている。それゆえ「仲間殺し」を一味最大唯一のタブーとしており、「白ひげは仲間の死を許さない」ということは世界的に有名。また、魚人島を始め多くの島を自身のナワバリとし、その威名による抑止力でその他の悪党達から守っていた。ロジャーとは幾度も死闘を繰り広げた好敵手関係で、シャンクスやバギーともその頃からの顔馴染み。自首する直前のロジャーと酒を酌み交わした際に「ひとつなぎの大秘宝」や「Dの意志」の真実を教えられている。また、その時にロジャーがラフテルへの行き方を教えようとしたが興味がないと断った。

現在は老齢のため体調はかなり悪化しており、鼻のチューブや点滴など大量の医療器具を付けている。大の酒豪であり、看護しているナース達からは酒量を制限するように言われているが、意にも介していない。仲間殺しのタブーを犯した黒ひげを捕まえるために自らの制止をも振り切って飛び出したエースに対して、シャンクスに「エースを黒ひげから手を引かせろ」と直談判されるが、自分の指示だとして全く聞き入れなかった。

黒ひげに敗れたエースが世界政府により公開処刑にかけられると、エース奪還のため総力を挙げマリンフォードに攻め入り、大津波を起こして「マリンフォード頂上戦争」の戦端を開いた。序盤はモビー・ディック号から全軍の指揮を執り、途中乱入したルフィやバギー達と共闘する。戦争も佳境となった時、海軍に騙されていたスクアードに刃を立てられるが、それを機に出陣。体調の悪化と多くの傷に苦しめられ満身創痍となりながらも、海兵達を薙ぎ払い三大将と互角に打ち合った。エース解放後は己の死期と時代の変わり目を悟り、仲間達を逃がすために捨て身のしんがりを務めんとする。

エースの死後は怒りを露わにし、自らの頭部半分(アニメでは髭)を犠牲にして赤犬へ渾身の一撃を叩き込み、海軍本部の要塞を半壊させた。その後現われた黒ひげとの戦いでも一旦は圧倒するが、黒ひげ海賊団の一斉攻撃を受け限界を迎える。そして死に際に「ひとつなぎの大秘宝」の実在を世界中に宣言し、家族たる仲間達へ感謝しながら立ち往生を遂げた。遺体はシャンクスに引き取られ、エースと共に新世界のとある島に埋葬された。

名前の由来は“黒髭”エドワード・ティーチ。キャラクターのモデルは作者がよく行っていた飲み屋の主人(故人)。豪快な性格や、酒好きで体を壊してしまい体中に管を通している点、それでいてなお酒を飲み続けている点が共通しており、実際に「ハナッたれ」や「アホンダラ」という言葉を他の客に使っていたという。

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